複雑な心境:科研費が採択になった

プライベートでずっとバタバタしていたので,すっかり忘れていたんだけど・・・

科研費の審査結果が出ていたらしいので,申請システムにログインした.以前は年度代わりの4月に結果が分かったんだけど,3月に申請結果がわかるのはまだ違和感がある.

で,結果は・・・

「採択」

だったようです.基盤(C)だから全然大したことないけど素直に嬉しい.これで代表者として3回採択されました(50代でこの数だと全然少ないのはわかってます).

この間,

  • 欲を出して,基盤(B)に申請して不採択だったのが1回(不採択B)
  • 変化球の内容で挑戦的萌芽に申請して不採択だったのが1回(不採択C)
  • JSTに申請し,1次の書類審査が通ったけど2次のヒアリングで落とされたのが1回

おかげで,いろいろ学びましたね(苦笑).

もう少し若ければ,まだまだ挑戦するんだけど,今の私にとって地道に基盤(C)で十分.

今回は単独研究ではないけど,ずーっと一緒にやってきた同僚が分担者なので融通も聞くし,気心もしれてる.そんなメンバーで細々とやっていくのもいいかなと思ってます.

 

金額は3年で370万円,研究分担者で分けると1年で数10万円程度の予算だけど・・・

私のような地味な研究だったら,それでも十分だ.

間接経費目当ての事務や幹部連中からすると,もっと大型資金をとってこい!と無責任なことを言うだろうけど.そんなハイエナの言うことなんか聞いてられるか.

少なくとも,基盤(C)を取っていれば,最近流行りの「働かない50代」のレッテルを貼られずに済みそうだ(苦笑)

 

実は,私の中で一つの決意のようなものがあった.

今回の科研費がもし不採択だったら,もう研究の一線で働くのは辞めて,完全に裏方に徹しようと思っていた.親の介護のこともあるし,もっとプライベートの時間を確保すべきだと思っていた.

だけど,そう思ったときに限って採択になった

まだまだ表舞台で働けということかも・・・・運命という言葉はあまり使いたくないけど,そういう運命だったのかもしれない.

でも,両親や家族のための時間を確保したいという気持ちは変わらない.

両親が元気だった頃はそんなこと全く考えなかったので,反省と後悔の気持ちを込めて,せめて晩年くらいは親孝行したいと思ってます.

知恵を絞って,仕事の効率化を考えよう.まだまだ仕事のやり方に無駄がありそうだ.体力をつけて,メンタルにも負荷をかけないよう普段から気をつけたい.

採択は嬉しいような嬉しくないような・・・

複雑な心境です.

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