私は41歳で博士号を取得しています.取得年齢を聞くと,関係者の人は察しがつくと思いますが,かなりの紆余曲折を経てます.
- アカハラに半ば鬱状態になり・・・
- 博士後期課程を二度も退学し・・・
- 就活はことごとく失敗し・・・
- 博士論文の予備審査は2回も不合格・・・
などなど,他にもいろいろあります.
41歳といえば,大卒の22歳から数えると19年.退職が60歳と考えると,キャリアとしては,もう折り返し地点です.つまり,私の半生は博士取得のために費やしたと言ってもいいかもしれません.
工学系研究者の世界では言うまでもなく劣等な私ですが,ここまでしぶとく,諦めなかった人間もそんなに多くないのではと思います.
ここでは,そんな私が博士号取得までの半生を書いています.
今振り返ると,学生時代は随分子供だったなぁと恥ずかしくなりますが,今後,博士号を取得したいと思っている方々にとって,少しでも参考になることがあれば(勇気付けられることがあれば)幸いです.