10. 予備審査不合格の後,運命の敗者復活戦

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私が博士を取得するまでの紆余曲折を記事として残しておきます.

以前,別のブログで記事として書いた内容ですが,そちらのブログを閉鎖したのでこちらに移行するつもりです.一気には大変なので少しずつ移行します.

全体ページはこちらです↓

10. 運命の敗者復活戦

敗者復活戦となったが,期限は1年しかない.やることは明確だ.アイデア段階で埋もれている結果をフルペーパーとして纏めて,ジャーナルに採録されることだ.

だけど,主査は言うことがコロコロ変わるようになって一貫性がなくなってきた.前はこれでいいと言ったのに,後日相談したらこんなんじゃダメだとか,180度意見が変わることもしばしばあった

こちらとしてはいいと言われたから進めてきたんだけど,それを途中でひっくり返すだなんてそれはないだろうと思った.ただでさえ時間がないのだから.

今考えると当時は努力していた.確かに努力していた.もう後がない状況なので焦っていた.

公務員試験のときもそうだったが,いくら頑張っても結局おれはこのような運命なのかと思うようになってきた.

次第に私はメンタル的に限界になってきた.

そして,国内で開催されたある国際会議に投稿した査読付き論文が採録されたのだが,結局ジャーナルのフルペーパーの採録は間に合わなかった.それでも,国際会議論文が1つ増えたので,それを持って予備審査となった.

そんな中で挑んだ敗者復活の予備審査だったが,やはり同じ内容で2回目の予備審査というのは副査の先生方にとってもアラ探しにしかならない.

だけど直接の原因は別にあった.副査の先生から,

「どうしてもと主査が頭を下げるのであれば認めますが」

と言われてカチンと来たらしく,主査がそれを突っぱねたらしい.これは主査から直接聞いたので間違いない話だ.

当然の結果として「不可」となった.

これで私の社会人博士課程で学位を取得するという道は完全に絶たれた

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